2013年07月17日

7月14日 反発(現代詩)


ボールが弾んで
転がりながら追いかけた

いつも返ってくるのを待つだけ
ちっとも手の内には残らない

キャッチボールもつまんなくなって
あんたがたどこさ
ひごさ
ひごどこさ

疑問形で終わる

いつも手の内にあり
返ってこないなんてつまらない

地球が球体なら
地球もまた弾んでいるだろう

ボールが転がって
弾みながら追いかけたっけ

君は弾む
僕も弾む
posted by 佐藤 歩 at 20:39| Comment(0) | 佐藤 歩 | 更新情報をチェックする

2013年07月16日

7月13日 無視できない誤差(現代詩)


ごきげんいかが
道端に咲いていたスミレ
今日も咲いていたと通り過ぎる

誰かの手で摘み取られても
世界は変わらないかもしれない

ごきげんいかが
明日私が摘み取ったら
私の一日は薄紫色に咲くだろう

スミレは咲いている

誰かの手で摘み取られても
世界は見ぬ振りなどしない

ただ一人 私の中で
たった少しの誤差

絵の具は僅かに世界を濡らしたのだ
posted by 佐藤 歩 at 17:37| Comment(0) | 佐藤 歩 | 更新情報をチェックする

7月12日 ミニスカート(現代詩)


ミニ・スカートに何を隠すのだろう

何もかも手中にあったあの頃
私のスカートには爆弾がひとつ

しかしもう
爆弾は手に持って食べるくらい

いまスカートには
誰のためでもなく花が一輪咲いている

花畑にするには
もっと肥料が必要

花を咲かすには
もっと一人で立たないと

そこで私はハイ・ヒールに憧れる
posted by 佐藤 歩 at 14:43| Comment(0) | 佐藤 歩 | 更新情報をチェックする

7月11日 向き不向き(現代詩)




地を向いて生きる人間は
空の青さに憧れる

いつまでも飛ばずに
歩いて逃げる鳥たちは
地の拠り所に憧れる

もし人間が一人で飛べるなら
どこに有限の青さを抱くのか

ないものねだりと思われても
持たないものに憧れてしまう
そうやって大人になった

知らんぷりのままめくった図鑑は
今でもわたしの中で息をしている
posted by 佐藤 歩 at 14:19| Comment(0) | 佐藤 歩 | 更新情報をチェックする

2013年07月10日

7月10日 重ねた本(現代詩)


こんばんは。
今日のお題は「重ねた本」です。


机上の空論が
飛び込み台に使う僕らの背中

助詞さんやその友達が
複雑に手を絡ませあって
ぶら下がる言葉たちは
しかめっ面でにらめっこしている

答えを探して
行く先のない在り処をスポットライトに求め
本を開けば文字の河から睡魔が泳いでくる

しかしそれよりも
地球の隅々に達したと感じる
人間の机上の空論である

ダイブすれば
ダイブすれば
文字の世界にビート板はない

posted by 佐藤 歩 at 23:28| Comment(0) | 佐藤 歩 | 更新情報をチェックする

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