2013年07月27日

7月22日 価値のわからない(現代詩)


小さな湖は穏やかで
水鳥が滑る跡だけがゆるく残る

名前のない彼女は
言葉を発さずに人間を瞳に映す

夜になれば
暗い闇の中を歩いてゆくが
知らない者はあまりに多い

恐れることを履き違え
親しみを無礼な装飾にして
着飾った者がかかとで踏みにじる

痴れ者は
未だ深さを知ることなく
水面に足を踏み入れて湖底へ沈む

今日の晴天でさえも
光線を遮ったほとりでは
畏怖を覚えることになるだろうか

posted by 佐藤 歩 at 11:11| Comment(0) | 佐藤 歩 | 更新情報をチェックする
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