2013年07月27日

7月21日 空に咲く花(現代詩)



上空でフラッシュが瞬く
狼が雲の上を走り回る

落ちてくるひとしずくは
花びらよりも額ごと落ちる勢いで
庭のダリアにアタックする

そうしてはじけた片々が
低い土に向かって放射状に広がる

ガラスビーズより輝く花が漂う
やはりフラッシュは見逃さなかった


やがて光の帳は
気まぐれな太陽の所業を
七色に彩って人間に届ける

夕立は遠ざかり
今晩の花火大会は予定通り行われる

響く歓声に
狼はまた妬きながら眠りゆく

posted by 佐藤 歩 at 02:04| Comment(0) | 佐藤 歩 | 更新情報をチェックする
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